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2008年4月

2008年4月30日 (水)

アレンジ中

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ウエイン・ショーターの「Black Nile」と「Witch Hunt」をくっつけて演奏することを思いついたので、アレンジをしてみる。2曲をくっつけるのはよくやる手法だが、前後にどのような曲を配置するかで劇的な効果が得られたり、逆にコケたりするので、何でもかんでもくっつけりゃいいというわけではない。メドレーで演奏するのともちょっと違う。たいていは同じキーの曲、同じようなテンポの曲をくっつけるものだが、ブラックナイルが『Night Dreamer』収録のオリジナルではキーがDmでテンポはBPM=200、ウィッチハントが『Speak No Evil』収録のオリジナルではキーがEbでテンポはBPM=130。あーうー、どうしよっかな〜。

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2008年4月29日 (火)

Hippie Strap

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4/27(日)のステージ、ストラップはいつものMoodyではなくHippie Strapを使ってみた。ヒッピーストラップは柄や素材の違いにより様々なバージョンが存在するが、僕が使ったのはウッドストックと名付けられた幾何学模様のストラップ。厚手のナイロン製で幅は2インチ、柔らかく手触りは良いがあまり高級感はない。ギターのエンドピンを通す革製ストラップエンド部分は2個のリベットで固定されている。バックルは金属製だが、普通に金属板を型抜きしたものではなく鋳造品を研磨したものを採用しており、なかなか凝った作りだ。
今回、革製ではなくナイロン製のストラップを使ったのは、天気がよくて汗だくになるだろうと思ったからだ。革のストラップは折り曲げられないので楽器につけたままの状態でケースにしまうのだが、汗で濡れていては楽器や弦によろしくない。ナイロン製であれば乾くのも早いだろうし、乾かなくても楽器から外して、ケーブルを入れるバッグにでも丸めて片付けておけば良い。

それにしても、本革製ストラップと同じかそれ以上に高価なナイロン製ストラップというのは珍しい。ヒッピーストラップのセールスポイントは、60〜70年代のギタリスト達が使っていたストラップと寸分違わぬ柄を再現していることにある。そういえば、楽器なんかはレリックだエイジドだと当時のミュージシャンが弾いていたギターを傷の状態までそっくり再現しようとしたものはあったが、ストラップは盲点だった。
確かに、写真を見ると同じ柄のストラップをジミヘンやデュアン・オールマンが使っていたりして、その模様を細部まで大変精巧に再現しているのが分かる。ヒッピーストラップの価値はこの1点に集約されると言っていいだろう。値段は高いが、気分良く楽器を演奏できること請け合いだ。逆に、そういったことに興味がない人にとっては単に高いだけのストラップということになるけど、まぁそんなストラップがあってもいいんじゃないだろうか。

ヒッピーストラップの欠点は、ストラップエンドを固定しているリベットが楽器に接触してしまうことだ。ギターを吊ったときに、ネック側は大丈夫だが、ブリッジ側のボディがモロに当たる。リベット止めではなくLEVY'Sのように縫い込みで固定するようにして欲しいものだが、そんなのを気にするのはロックじゃないぜ!ということなのかもしれない。
僕はAlleva-Coppolo LG5のキレイなボディに傷が付くのはイヤなので、使い古しの革ストラップを切って、ヒッピーストラップのリベット部分に重ねてエンドピンに通し、ボディを保護するようにしている。

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2008年4月28日 (月)

Lizard Spit

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昨日は瀬長島ウージ染め祭りで1ステージ、豊見城アウトレットモールあしびなーで2ステージ演奏した。1日3ステージやろうと5ステージやろうと全然構わないのだが、強い日差しの下で機材の積み降ろし回数が増えるのは体力的にちとこたえる。幸い熱暴走はしなかったけど、ドラム代わりに使っているループサンプラーJAMMANは直射日光が当たっていたため手で触れないぐらい熱くなっていた。

この日Aphex Punch Factoryを初投入したのだが、瀬長島でのステージでは背面のソース切り替えスイッチをDRYにしたままだったのでコンプレッサーがかかった信号が出力されておらず単なるDIとなっていたので、あしびなーではスイッチがWETになっていることを指差し確認してから演奏開始。コンパクト型のコンプは、原音重視と言っても音質改善剤として作用する効果がコンプに本来要求される効果よりも大きく、それは好ましい方向での変化なのだが、明らかにバイパス時とは音が違い、素のベースギターの音よりも密度が濃く、押し出しの強いサウンドになる。弱々しい音になるならともかく、力強い音になるのであれば誰も文句は言うまい。ベースギターはAlleva-Coppolo LG5をアクティヴモードで弾いたのだが、中身がギッチリ詰まったソーセージの如き中域がグイグイ前に出てきて快楽度高し!こいつはモロに肉食の音だ。
コンパクト型コンプはK&R Groove Compが僕のリファレンスとなっているのだが、そのグルコンに較べるとパンファクはマッチョすぎるかなと思う。いやいや、製品名もさることながらコンプレッションの表示がDriveとなっているのは伊達じゃない。DIとしてここから信号をミキサーへ送るのであれば、前段に接続したエフェクターによる音痩せを埋め合わせるにも十分だろう。ちなみに僕はBottom Feeder(オートワウ)→パンファクの順番に接続していた。

強烈にいい天気だったこともあり、結構な量の水分を頻繁に摂取していたわりにトイレの回数が異常なほど少なかった。日差しが強いので汗がどんどん蒸発していってしまい汗をかいているという実感がなかったが、LG5のピックアップフェンスにはしっかり塩の手形が残っており、発汗量の多さを物語っていた。演奏終了後の機材撤収は手早く行わなければならないので、ゆっくり楽器を拭いている余裕はなくタオルで水分をざっと拭いてからケースに放り込んだのだが、次回からはクリーナーを持参したほうが良いかもしれない。

楽器用のクリーナーはKen SmithのPro Formula Polishを数年にわたり愛用。清掃効果が高く、ポリウレタン塗装の楽器はもちろんニトロセルロースラッカー塗装の楽器にも使えて大変重宝するクリーナーだ(使えないのは指板とオイルフィニッシュの楽器のみで、そちらには同じくケン・スミスのClassic Wax Polishを使っている)。好きな人には何の問題もないようだがトイレの芳香剤みたいな匂いが僕は気になっていて、去年からLizard Spitという製品に鞍替えした。こちらはカルナバワックスを主体とした水性クリーナーで、100%のカルナバワックスは柑橘系の匂いがするものだが、リザードスピットはココナッツみたいな匂いが付けてあり心地よい。指版以外であれば金属部品のクリーニングやオイルフィニッシュの楽器にも使用可能、ただしラッカー塗装の楽器には使えない。
spitとは唾のことで、ピカピカに磨き立てることをspit and polishというところから名付けたのだろう。気に入らなければ全額返金するぜ!というだけあって、きわめて高い清掃効果を誇るクリーナーだ。お勧め。

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2008年4月26日 (土)

今日の選曲

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夏近し、ということでスティールパン特集でいこう。

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2008年4月25日 (金)

Bottom Feeder

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BOOM STICK audio devicesのベース用オートワウ、Bottom Feederをご紹介(以下BFと称する)。DOD製のオートワウEnvelope Filter 440のクローンとして作成されたもので、でっかいアブクがはじけるようなボッコンボッコンというサウンドが特徴。例によって僕はオリジナルの音を知らないので、どれほど似ているのか、あるいは違うのかは不明。
余談ながら、オートワウは機種によって千差万別のフィルターサウンドを持っており、どれが自分の気に入るかは実際に音を出してみないと分からないもの。高額な製品が必ずしも良い=自分に合うとは限らないので、購入前に試奏することを強くお勧めしたい。

BFはMXRのエフェクターと同サイズで、ツマミは2個。FREQUENCYでフィルターのかかる周波数を設定、SENSITIVITYで入力感度を設定するだけなのだが、意外と音作りは難しくて気に入った音を出せるまでに時間がかかる。ポイントは、フィルターが開きすぎないようにすることだ。

オートワウはローパスフィルターの場合、その多くは、入力した原音とフィルターを通した音とをモノラルにミックスして出力するようになっている。前に紹介したエマは原音に対してフィルター音のほうがやや大きめ、ミュートロンは原音とフィルター音とがほぼ一対一の割合、そしてこのBFでは原音にフィルター音が付加されるような感じになっていて、フィルター音よりも原音のほうが大きく出力される。だからBFではフィルターをガバッと開けなくても低域が出てこなかったり音程が聞き取れなかったり、ということがなく、エフェクトをオンにしようとバイパスしようと楽曲の中で常にベースとして機能させることができるのだ(ただしオンにすると若干音量が上がるので、後段にコンプレッサーを挿したほうが良いだろう)。

FREQ=10〜12時、SENS=12〜3時あたりが楽しい設定で、スラップもいいが、2フィンガーでタッチの強弱をつけると更に良し。トップパネルに描かれた「泡を出す魚」みたいな気分になれる。

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2008年4月24日 (木)

ミュートロン

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オートワウの定番と言えば、なにはさておきミュートロン。1972年に世界初のオートワウとして登場し歴史に名を刻む元祖ミュートロン、MUSITRONICS製のMU-TRON IIIは現在も中古市場で高値で取引されている。僕が持っているのはH.A.Z. LABORATORIES製のMU-TRON III+、所謂クローンモデルだ。オリジナルを触った事がないので違いがあるかどうかは分からないが、音色等まったく同じという事はないだろう。以下、こちらのミュートロン3+について。

現代のコンパクトエフェクターはトップパネルを正面から見て、筐体の右側の端子から入力、左側の端子から出力というレイアウトが常道で、多くの製品がこれに倣っている。しかしミュートロンは、おそらくオリジナルがそのようになっていたからだろうと思うが、左側から入力して右側から出力という具合に、通常とは反対のレイアウトを採っている。また、通常のエフェクターでは入力端子が電源スイッチを兼ねていて、入力ジャックにケーブルを接続すると電源が入り、プラグを抜くと電源がオフになる。フットスイッチをオフにしてエフェクターのLEDが消えているからといってもケーブルを接続しているあいだじゅう電源は入ったままであり、電池が消耗してゆく(これについては取扱説明書に必ず注意書きがあるはずだ)。変わっているのはミュートロンの場合、出力端子にケーブルを接続すると電源が入るようになっていることで、通常のエフェクターと同じ右側のジャックにプラグを挿すと電源が入るというのがちょっとややこしい。
どうしてこのような設計になっているのかは不明だが…。ミュートロンにはPOWERスイッチがあり、これをオフにした状態でもフットスイッチがバイパスになっていれば接続した楽器の音が出力されるようになっている。POWERスイッチをオフにした状態でフットスイッチを踏んでエフェクトオンにすると、一切音は出力されずにミュートされる。この時、入力端子に接続したプラグを抜き挿ししてもノイズは発生しない。だから、ミュートロンの前に接続したエフェクターや楽器などを無音で交換することが可能なのだ。便利!かどうか、正直微妙ではあるが、そんな使い方もできる。
注意しなくてはならないのは、POWERスイッチをオン/オフする時、必ずフットスイッチはバイパスにしておかなければならないことだ。エフェクトがオンのままPOWERスイッチを切り替えると、それはそれは盛大なノイズが発生して機材を損傷させる危険がある。

ミュートロンは裏蓋を開けるとディップスイッチが並んでいるが、そこは初期設定のままで特に問題はない。トップパネルの設定はMODEで各種フィルターモードの切り替え、PEAKでQの幅を設定、DEPTHで入力感度の設定、RANGEでフィルターを低域にかけるか高域にかけるかを設定、DRIVEで極性の変更、POWERが電源となっている。僕がベースギターで使う場合、フィルターはローパスを選び、PEAKは8ぐらい、DEPTHは7だが曲調や楽器に合わせて適宜調整、RANGEはLOW、DRIVEはいつもUP。DOWNモードは強力に笑いを誘発するサウンドが得られるのでセンスよく聞かせるのは至難の業、しかし一度は使ってみたい憧れのモードだ。
ピークインジケーター用LEDはバッテリー消耗表示も兼ねており、電池残量が少なくなるとLEDがつきっぱなしになり電池の交換を促すようになっている。電池は裏蓋のバッテリーコンパートメントにはめこむようになっていて、装着する時は簡単だが外すときにはマイナスドライバーか何か道具がないと難渋するだろう。

ミュートロンには専用ACアダプターが付属するが、9V電池2本でも駆動する。筐体はかなりデカイが、全てのツマミやスイッチを足で操作する事もできるので、無駄にデカイわけではない。デザインも美しく、ステージでこいつが自分の足下に置いてあるだけで気分がいい。冗談ではなく、気持ちの問題は馬鹿にできないものがある。
サウンドは、最も一般的に知られている普遍的なオートワウの音だと思っていいだろう。実売価格4万円内外の製品だが、これがあれば他のオートワウは必要ない、と言うか、少なくとも他の機種に目移りしなくて済む。反応が一瞬遅れるという評価もあるが、フィルターの開きはじめがやや遅いからだろう。僕としては全く気にならないし、むしろ若干後ノリになってよりファンキーなニュアンスに近づくように思う。そもそも、つんのめるようなビートでこういうノンキな音を使おうとは誰も思わないのではないだろうか。

ミュートロン最大の美点は音が図太いことだ。高域がさほど伸びないこともあってそのぶん中域にエネルギーが集中するのだろうが、他のオートワウと較べても非常に太い音が得られる。昨日紹介したエマは、フィルターの開閉スピードを調整できたりギュビギュビッと高域に伸びるサウンドが魅力的だったりするが、音の太さではミュートロンのほうが上を行く。どちらを選ぶかと言われると、う〜ん…斯くして、僕の手元にはオートワウが増えていくという次第だ。

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2008年4月23日 (水)

エマ

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メイドのエマさんじゃなくて、オートワウ。正式名称はエンベロープフィルターだが、オートワウと呼んだほうが通りやすいようだ。僕はオートワウが大好きで隙あらば使う気マンマンでいるんだけど、このエフェクターが似合う楽曲はそう多くはない。

オートワウに限らずエフェクターというものはそれぞれ音色に特徴を持っており、幅広い音作りを謳った機種でも基本的な音色は決まっていて、設定可能なパラメーターが多くあろうと、いかなる音色でも創り出す事ができるわけではない。端的な例はオーバードライブやディストーションなど歪み系のエフェクターで、音色や反応やニュアンスの違いにこだわり膨大な数がリリースされている。オートワウも同様で、機種ごとに音色が異なるのは容易に想像できるだろう。エフェクターを選ぶ際に気をつけるべき点は、幅広く音作りができるかどうかではなく、自分の気に入った音が出るかどうかだ。

EMMA DiscumBOBulatorは僕が最初に入手したオートワウでシリアルナンバーは35、デンマーク製。ギターで和音を入力しても音が濁らず、追従性も高いので有名な機種だが、そういった評判は全然知らないまま購入した…そう、いつも行く楽器屋さんの在庫処分品で安く投げ売りされていたのを買ったのだ。エマは所謂ローパスフィルターで、低音域はフィルターを通さず高音域だけにフィルターがかかるようになっていて、原音のニュアンスを損ねないし反応も早い。上品すぎず下品ギリギリの線まで持っていけるフィルターの味も絶妙だ。僕はベースギターで使うわけだが、低域が削られて若干丸くなるものの、そのぶん高域が派手派手に出てくるので音抜けに問題はない、と言うか、強烈に抜ける。また、パッシブのベースでもアクティブのベースでも音が歪んだりする事なく気楽に使うことができるのも美点だ。

エマの設定は、取扱説明書に載っている設定例を参考にすると適切な音作りができるだろう。Sensitivityで入力感度を、Up/Downスイッチでフィルターの極性変更、WidthでQの幅を、Attackでフィルターの開閉速度をそれぞれ設定する。よくわからん場合はSensitivityを2時か3時のあたり、Up/DownはUp、WidthとAttackは全開にすれば、ギュビンギュビンというオートワウ特有のサウンドが得られる。

エマの欠点は、もしかしたら現行機種では改善されているかもしれないが、フットスイッチだ。バイパス音が貧弱な上に踏んだ瞬間に音が出なくなってしまうトラブルが頻発する。まさかオートワウを1ステージかけっぱなしで使うわけにもいかないので、そのうちトゥルーバイパスのスイッチに交換しなくてはと思っている。

最近台数限定で復刻されたXoticのオートワウ、ROBOTALKについて少し触れておこう。ロボトークはオーバーハイムのフィルターを模した回路を持ち、ギター用のオートワウとしては素晴らしい効果を発揮するが、ベースで使うのには向かない。ベース用にチューニングされたロボトークもお勧めできない。理由は、フィルターがかかる周波数域を小型のツマミを回して選択するのだが、Qの幅が固定されているため、低音域にワウをかけようとすればこもりまくって音が全然抜けなくなるし、高音域にワウをかけようとすれば低域がゴッソリ削られてしまい、いずれにせよベースとしての役割は果たせなくなるからだ。

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2008年4月22日 (火)

フレットがなくてもFAST FRETを

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ghsはギター弦のメーカーとして有名だが、FAST FRETという固形潤滑材も販売している。これは弦の錆を防止し、指板の寿命も伸ばすというものだ。使い方は簡単、スティック状になったオイルを弦と指板にしっかりと塗って、あとは余剰分を付属の布で拭き取るだけ。アブラっぽい嫌な匂いもしないしヌルヌルするのではなくサラサラした滑り心地が得られるので、特に手触りがザラザラするステンレス弦をベースギターに張った時よく使うのだが、アップライトベースに使う事も多い。

僕が弾いているのはエレクトリックアップライトベースだが弦のスケールやテンションは本物のアップライトと変わらないので、しばらくサボッたあとで弾いたりすると、特に弦をはじく右手の指先がズルムケになりやすい。潤滑材としてはワセリンなどが良いようだが、FAST FRETなら見た目もいいし携行するのにもスマートだ。コントラバス専用のクリーナーやオイルなども存在するのだが専門店以外では入手しづらく、その点FAST FRETであれば楽器屋さんに行けば大体置いてあるから地方の人間としては都合がいい。

アップライトベースに張ってある弦は当然フラットワウンド弦で、弦の表面はデコボコがなくツルツルしている。だからといって弾くときもツルツルして滑りがいいのか?というと実際にはまったく逆で、弦の表面が文字通りフラットなぶんそこに触れる指との接触面積が増えるため、演奏時の摩擦抵抗はラウンド弦よりもずっと大きい。ベースギターの弦よりも太いこともあって、アップライトベースを弾く時は指先のケアにも十分気を遣う必要があるのだ。

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2008年4月21日 (月)

筋肉痛

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楽器の基礎練習は毎日欠かさないのだが、練習で使う筋肉と本番で使う筋肉は違うらしい。基礎練習ではピアノのハノンよろしく指板を上から下までメトロノームに合わせてズラズラと弾いていくのだが、主に鍛えるのは押弦する左手の小指と薬指だ。弾き終わると、小指の付け根あたりから手刀を通って肘に至る直線上にある筋肉が痛くなる。一方、本番を終えて痛くなるのは腹筋と足の筋肉…ピョンピョン跳ねたりするから?というオチではなくて、まぁ全身が疲れるんだけど、腕の特定の筋肉が痛くなるという事はないのだ。

僕は元々、よどみなくスケールを弾いたり派手なソロフレーズを披露するようなテクニック志向のベーシストではない。ここ数年は特に良いグルーヴを出す事に注力するようになっていて、ますます地味な方向へ突き進んでいる。もちろんグルーヴに徹する場合であっても薬指と小指を鍛えておく必要はあるんだけど、現在の練習だとやりすぎにも思えるのだ。全部の指が同じ力を持って同じ動きをすれば理想的だし、基礎練習とはそうなるように筋肉を鍛える行為だが、そもそも指は5本とも長さが違うし太さも違うんだから、それらを均等に揃えようというのは無理な話だ。

2フィンガーで弾く時、弦をはじく右手の人差し指と中指の音量差&音質の差が気になる、もっと揃えたい、という人は多い。僕は最初から、指の長さも形も違うんだから音が揃うわけがない、という考え方で弾いていた。ああそれなら、人差し指と中指の音の違いをプレイに利用すれば良いじゃないか。人差し指では鋭い音を、中指では柔らかい音を、それぞれ活かすように弾く。両方の指を交互に使って弾くオルタネイトピッキングはなるべく粒を揃えるようにしたいが、揃わないものだという事を前提にしておかないと泥沼にはまり込んでしまう。

僕は小指が短いので左手で均一に押弦しての運指は非常に難しく、特に小指に負荷が集中してしまうのだろう。弦をはじく右手に無理をさせないというのなら、押弦する左手にも無理をさせちゃダメだよな…明日からの基礎練習はもうちょっと考えてやってみよう。

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2008年4月20日 (日)

録音中

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ネットの友達・ろりくーさんとオンラインでデータをやり取りして楽曲を作成中、お題は「メイド探偵(仮)」。当初16ビートでいくつもりだったのが、しばらく頭の中で曲をぐるぐる回して考えたところ、スカのリズムが合いそうだと思い至る。ベースギターはプレベで何回もテイクを録り直していたらだんだん手が疲れて動かなくなってきたので、途中からレイクランドに変更。なんだろう、この体力のなさは…最近、ラクに弾きすぎていたのかも。

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2008年4月18日 (金)

APHEX Model 1404

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APHEXのコンプレッサー、Punch Factoryを購入(パンツ工場とも呼ばれるが以下パンファクと称する)。DIとしての機能を持った珍しい機種で、僕のようにベースギターからの出力をコンプだけ通してPAまたはベースアンプへ送りたいベーシストにとっては大変ありがたいブツである。ベース→コンプ→DIというセッティングがベース→コンプ兼DIという具合になるため、音質劣化を伴う接点を一カ所減らす事ができるのだ。

パンファクは原音重視型のコンプだが、中域が若干付加されて密度の濃いサウンドになる。あるいは、高域と低域がコンプレッションされるので中域が太く感じられるようになると言い換えてもいいだろう。使い方はとても簡単で、どのぐらい圧縮するかをDriveで決め、エフェクトオン/オフ時の音量差がなくなるようVolumeを設定するだけ。筐体中央にはゲインリダクションを示すLEDがあり、どの程度コンプが効いているのかを視認することができて便利だ。このLEDは案外正確で、耳で聴いた感じとちゃんとシンクロしているので馬鹿にできない。なお、LEDはエフェクトオフ時にも動作し続けるようになっている。カバーが付いていないのでホコリが入りまくりそうだが…。

音は、その名の通り音にパンチが加わり力強さと図太さが増す。2フィンガーで弾いたときの弾力のあるアタック音は魅力的で、ノイズもきわめて少ない。あとはしばらくライヴで使ってみないと本当の音はわからないので評価保留としておきたい。

端子類はすべて背面にまとめられており、アクティブベース用に-12dBのパッドスイッチ、DIのグラウンドリフトスイッチ、DIの出力からコンプを通した音を出すかスルー音を出すかを選択するスイッチが装備されている。コンプを効かせた音をフォーンジャックのアウトプットから出力してアンプをドライブさせ、DIアウトからはコンプをかけない素の音をPAへ送る、という使い方もできる。あと、DIはミキサーからのファンタム電源での動作も可能となっているが、コンプはファンタム電源では動作しないので念のため。

パンファクにACアダプターは付属しないが(ちなみに電池も付属しない)、差し込み口のサイズさえ合っていればセンターマイナスであろうとプラスであろうと、さらには9V仕様じゃなくても使える。Moogerfooger用10Vはおろか、MAXON(エフェクターブランドではなく、ホルベインという画材屋さんのブランド)のトレース台用11Vでもちゃんと動作するのだからすごい。いろいろ大雑把なアメリカの製品だが、こういう大雑把さは大歓迎だ。

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2008年4月17日 (木)

ストラップ

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写真はEarth IIIの音符ストラップ。大学生の頃に練習スタジオを利用していた楽器屋さんで、かなり高価だったのを思い切り値引きするというので購入した。そう、売れ残りだったのだ。僕が嬉々としてこのストラップを見せるとバンドのメンバーは一様に「なんでこの柄?!」とイヤそうな顔をしていたのをよく覚えている。今となっては考えにくいが、当時は相当な不人気商品だったらしい。スティーヴィー・レイ・ヴォーンが音符ストラップを使うようになってからだんだん認知されていったように思う。

ストラップは革製のものが好きで、Moodyの4インチ幅のものを頻繁に使っている。革のストラップは他社の製品がたくさんあるけど、Moodyは非常に柔らかく手触りが良くて、革を3枚重ねてダブルステッチで縫製してあるため非常に頑丈だ。多弦ベースギターを吊るには最良のストラップだろう。重量のある楽器では何年か経つとストラップのエンドピンを通す穴がだんだん伸びてくるが、硬い革のストラップはそのあたりを考慮して敢えて硬くしてあるのかもしれない。

革製ストラップはデザインが単調になりがちで、その点ナイロン製や布製ストラップは百花繚乱、眺めているだけでも楽しめる。カナダのLEVY'Sなんかはファッションブランドよろしく季節ごとに大量の新デザインをリリースしており、どんどん古いデザインのものと入れ替わっていくので、気に入ったものはすぐに押さえないと入手できなくなってしまう。Fenderブランドのストラップも基本的にはLEVY'S製だ。

コンフォートストラップなど新素材のストラップは見た目が好きになれないので敬遠していたが、使用感はなかなか良いという話を聞くので機会があればちょっと試してみたい。

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2008年4月16日 (水)

グラファイトネック

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キョーリツのセミハードケースとステイタスのベースギターをオークションに出した。僕はアカウントを持っていないのでウチのバンドのギタリスト、ノブにお願いしての出品だ。ケースのほうは難アリのためジャンク品として出したが、スタイタスのほうは自分が買い手の場合この値段でなら買うだろうという値段設定だ。転売屋さんが多いようなので、予防線の意味もあって捨て値にはしなかった。
イギリス製のベースはリッケンバッカーやウォルなど個性的なものが多く、ステイタスもその中に数えられる。明らかにアメリカ製の楽器とは異なる美意識が感じられて興味深いのだが、4年前ステイタスを入手してから今日まで、ライヴで3回弾いたのみだったことを考えると、意識した事はないにせよ僕はアメリカ製のベースのほうが好きなのだろう。とはいえ、リッケンもウォルも一度は弾いてみたいものだ。

沖縄は高温多湿なので、グラファイトネックのベースは絶大な信頼性がある。マシンヘッドの性能にもよるだろうが、チューニングが狂いにくく、デッドポイントも皆無で音抜けも良い。グラファイトネックの長所はいくつでも挙げられるが、何と言ってもコンディションが抜群に安定しているのが素晴らしい。これはステイタスでもモジュラスでも同様で、湿度や温度の変化によってネックが反ることがなく、例えば真夏に暑い戸外から冷房の効いた室内に楽器を持ち込んですぐにケースを開けても問題ない(結露の危険はあるけど)。万が一反りが発生しても今時の製品にはトラスロッドが入っているのでたやすく調整できる。
参考までに、僕は1990年モデルのトラスロッドなしのモジュラスQ4を弾いているが、もしネックが反ったら反ったでこいつの寿命はそこまでだ!とガンガン使い続けて17年、ケースにしまうときも弦を緩める事は一度もなかったがネックの状態に変化は見られない。現在モジュラスのベースは全てトラスロッドが入っているが、それはおそらくネックの反り具合を弾き手の好みで微調整できるように入れてあるのではないかと思う。

エイモス・ギャレットが昔のインタビューで「木が音を吸収するのに対して、グラファイトは音を反射する傾向にあるようだ」と語っていたように、指板がコンポジット(またはグラファイト)だと反応が鋭すぎるというか、弦がフレットに当たる音までがカチャカチャと響いて邪魔に感じる事がある。近年、グラファイトネックに木の指板を貼ったベースが多く見られるようになり、せっかく安定したグラファイトネックなのに湿度や温度の影響を受けやすい木を指板にするなんて、と思っていたのだが、実際に弾いてみるとその邪魔なカチャカチャした音が適度に抑えられて非常に扱いやすい楽器になっていた。もちろん指板が木だとコンポジット指板にくらべて若干ネックが動くのだが、それでもなおグラファイトネックの強度は十分保持しているので、ナルホドこれなら異素材の融合もアリだなと考えを改めさせられたのだった。

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2008年4月14日 (月)

ありがとうジミー

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昨日のライヴがAlleva-Coppolo LG5の初舞台となった。いつものようにベースアンプは使わず、K&Rのコンプレッサーを通してDIからミキサーへ送るだけのシンプルなセッティング。LG5本体のほうはアクティブモードで使用、フロントピックアップ全開、リアピックアップ全開、トーン全開、ハイEQゼロ、ローEQゼロ(ハイとローの2つのEQはブースト方向にのみ作用し、絞り切ったゼロ位置でフラットとなっている)。
バンドサウンドの中で弾くLG5の音は、単体で聴いたそれとは明らかに違っていた。コッポロの音を表現する場合に必ず言われるとおり高域がほとんどないサウンドで、そのかわり中域が強烈に抜けてくる。低音弦でも音程が明瞭に聴き取れる。ジャミロクワイの3代目ベーシスト、ポール・ターナーが弾くコッポロそのままの音が目の前のPAスピーカーから出ている…なんてゴキゲンなサウンドなんだ!
演奏が終わった後メンバーから「すごく楽しそうに弾いてたねぇ」と言われたけど、そりゃもう、ドコ弾いてんだかわからなくなるぐらい楽しかったさw

スラップでは適度に高域が飛び出してくるが、耳に突き刺さるような派手なサウンドではない。低音も、地響きがするような重低音は出ておらずLow-Bの鳴りもさほど大した事はない。だからLG5単体の音を聴くと「まぁまぁ悪くはないかな」程度の印象どまりで、せっかく大枚はたいて手に入れたのに対価に見合わぬと判断した気の短い人はさっさとオークションにでも出して売り払ってしまうかもしれない。しかし実はこの楽器、どのように設計されているか知る由もないが、出力される音がきわめて巧みにコントロールされているようなのだ。
音抜けの良さは特筆もので、音量が大きくなくてもハッキリ耳に届く。音を出すタイミングもさることながら、音を切るタイミングをより把握しやすい。そして…ミスタッチもよくわかる。精進精進。

ワイドレンジを追求する現代のベースギター群の中では異質な存在であるコッポロをナローレンジと呼んでいいのかどうか迷うところだが、高域と低域へレンジを広げるのではなく音楽の中で必要とされる音域に焦点を絞ってエッセンスを凝縮した、そういう方向を十分以上に納得させられるものがある。本体のEQをブーストすればワイルドなサウンドも得られるようになっており、決して単純にナローレンジな楽器ではない。この心地良い音はヴィンテージ志向のベーシストにとって大きな福音となるだろう。制作者であるジミー・コッポロには最大級の賛辞を贈りたい。ジミー、素晴らしい楽器をありがとう!

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2008年4月12日 (土)

ピックアップフェンス

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Alleva-Coppolo LG5にピックアップフェンス(以下PUフェンスと称する)を取り付けると、ようやく楽器が自分のものになったという実感がこみあげてきた。PUフェンスはスラッピングの必需品だ。正式にはスラップ&ポップもしくはスラッピング&ポッピングという奏法で、スラップが親指で弦を叩く動作=サムピングを指し、ポップが人差し指で弦を引っ張り上げる動作=プルを指すのだが、一般にはその2つをあわせてスラップと呼んでいる。PUフェンスはこれら2つの動作を行う上で重要な役割を持つパーツなのだ。
ただし、一口にスラップと言っても演奏する人間それぞれに色々なやり方があり、多くのスラッパーにとってPUフェンスは邪魔にしかならない。それはPUフェンスを装着しているベーシストよりも装着していないベーシストのほうが多いことからもわかるだろう。スラッピングでプルの動作を行う際に、弦を弾く手の小指側を支点にしているか、親指の付け根〜掌側を支点にしているか、これがPUフェンスを必要とするかしないかの分かれ道になる。

プルは弦を引っ張り上げる動作なのでどこかに支点があったほうが安定しやすく、スラッパーは手を安定させるために無意識のうちに支点を求めているものだが、スラッピングが手首の回転を利用した奏法であるがゆえに、小指側を支点としていることが多い。小指の横、あるいは小指や薬指や中指の先端を支点にしてプルを行うベーシストにPUフェンスは不要だ。
プルの際、親指の付け根や手首に近い掌あたりを支点とするベーシストにとって、PUフェンスは必須となる。手の動きを考えると、サムピングで弦を叩いたあと親指を振り上げる動作にプルの動作が含まれるため小指側を支点にしたほうが合理的と言えるのだが、世の中理屈通りにやってる人間ばかりじゃあない。僕も何度か矯正を試みたものの結局PUフェンスを使ったほうが簡単に弾けるということで、どうしても小指側に支点を変えることができなかった。まぁピックを持たずにピック弾きができないのと同じようにPUフェンスなしではスラップができない、そういうことでいいんじゃないかと自分を納得させる事にした次第。

それから、最初に張ってあった弦がステンレスだったのでニッケルに交換した。とたんに全体のトーンが沈み、Low-Bのバチバチッとハジケた音は出なくなったけど、耳障りだった高次倍音が抑えられてダークで耳に心地よいサウンドに。このぶんだと、弦を吟味していけばもっと楽しめそうだ。

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2008年4月11日 (金)

LG5

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Alleva-Coppolo LG5に付属するギグバッグはアンダーカバー製のようだが、硬い布の外装:黒に、若干柔らかい内装:紫という取り合わせ。ボトム部分のクッションは特に厚くはなっていない簡素な作りだ。ポケットのデカさには満足、しかし全体にゴワゴワしているので出し入れの際楽器に傷が付きそうで怖い。ケース本体側はジッパーが当たらぬよう工夫がしてあるものの、フタ側にはないので楽器の出し入れには注意したほうが良さそうだ。

LG5の重量バランスは、ネックジョイント部を手で支えるとボディ側に傾くといったもので、滑りのいいストラップで吊ってもヘッド落ちする心配はない。マシンヘッドはヒップショット製の特注品だが、パドル型のツマミは厚さが1mmなので手で触れると薄っぺらでやや頼りなく感じられる。同じくヒップショット製のマシンヘッドを持つレイクランドのほうは厚さが1.5mmあってしっかりした感触だが、こういう金属部品の薄さもLG5のヘッドバランスの良さに関係しているのだろう。ちなみにブリッジは肉厚だ。
ヘッドのデザインはブランドのアイデンティティが宿ると言われており、制作者の腕の見せ所でもあるのだが、コッポロのヘッド形状はカバあるいはクジラを想起させる茫洋としたシェイプだ。世の中に出回っている楽器のデザインは「カッコイイ」を指標としたものがほとんどなのに対して、コッポロは「笑い」を誘う方向でのデザインとなっているのが珍しい。それはプリアンプ用のバッテリーにダン・エレクトロの電池が入れてあるのとあながち無関係ではあるまい。専用ギグバッグがアンダーカバーなのに、電池はなんでダンエレなの?!この外し方。意図してやっているとしたらジミー・コッポロなる制作者、タダモノではない。

LG5はアクティブサーキットをバイパスしてパッシブにもできるのだが、電池切れの非常用ではなく、パッシブのままでも十分良いサウンドが得られ、もちろん電池を抜いた状態でも音が出るようになっている。アクティブで使うかパッシブで使うかを演奏者が積極的に選択できて、楽曲のムードや状況に適したモードを自由に選ぶ事ができる、と言い換えてもいい。なんならずっとパッシブのまま使い続けたって良いのだ。

ピックガードの保護用フィルムをはがすと、LG5が僕に語りかけてきた。「細かい事は気にするなよ、遠慮せずガンガン弾きまくってくれ!」

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2008年4月10日 (木)

国辱

ダライ・ラマ14世が来日し、記者会見を開いた。当初は成田でのトランジットだけという話だったので驚いたが、もちろんこっちのほうが数百倍良いに決まっている。しかし日本政府の対応は酷い。幼稚園児同然の辞め方をした前首相の奥さんが会談って、なんだそりゃ?しかも内容は呆れる以外にない間抜けな問答ときた。世界中に恥をさらすのもいい加減にしてもらえないだろうか。いくら中国が怖いからといっても日本の政治家はここまで無能なのか。徒手空拳のチベット人を武力弾圧する中国も卑劣だが、それを見て見ぬ振りを決め込む我が国も負けず劣らず卑怯者だ。
腹の足しにもならぬ聖火なんぞ守らなくていいから、せめて法王が望む薬剤補給ぐらいは人道の名の下に届けていただきたいと切に願う。

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2008年4月 9日 (水)

Alleva-Coppolo LG5

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待ちに待った楽器が届いた。配送伝票には「代替品無し、取り扱い厳重注意」と書かれている。初めて見たときは絶対に自分は買わないと言い放ち、その数日後には迷うことなく前言撤回して血眼で在庫品を探し求め、結局丸一年入荷を待ち望むこととなった。本国での発音はアリーヴァ・コポロ、ニューヨークの職人が作るジャズベース型のベースギターである。色はサーフグリーン、自転車好きにはチェレステと言ったらわかりやすいだろう。
34インチのメイプルネックにローズウッド指板、22フレット、ボディはアルダー。ピックアップとサーキットがオリジナルというのが目を引く程度で、スペックを眺める限りありふれた五弦仕様のジャズベースだ。楽器自体の外観も特段変わったところはなく、見ようによっては2万円ぐらいの楽器に見えなくもない。ホーンの付け根には塗装の研磨をし忘れたようなところがあったりして、さすがニューヨーク製だ。いやいや、意外とこういうのが素晴らしいサウンドの秘密なのかもしれないなと真剣に考えたりしてしまう。詳細はまた後ほど。

今週末のライヴで、雨が降らなければこのベースギターを弾くつもりだ。

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2008年4月 8日 (火)

ライトノベル

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支倉凍砂の『狼と香辛料』を読んだ。ええ歳こいてラノベかよ!と言われても、「おっさんの着ぐるみを着た子供」と評された僕なので気にしない。中世風の世界を舞台に、麦に宿る豊穣の神(狼の化身)と若い行商人の道中を描いた物語で、とても面白い。銀貨の謎は巧妙に仕組まれていて十分楽しめるし、クライマックスも読者に切り札の存在を忘れさせておく周到さは買える。タイトルの香辛料が登場するのは最後の最後で、ストーリーの続きをさりげなく暗示させる上質な締めくくり。
展開上問題があるのは、敵役の正体がいまいちドラマチックに演出できなかったことだろう。主人公である行商人との間柄が物語の冒頭でわずかに触れられたに過ぎず、あまりにも印象が薄くて、その名前が明かされたところで「…誰だっけ??」とページをめくって探してしまった。

最大の欠点は挿絵だ。表紙絵は大変美麗なのだが、本編の挿絵がショボイ。カラー口絵も、もうチョイ頑張って欲しいものだ。これはラノベ全般に言える欠点だが、挿絵をあまりにもおろそかにしすぎている。製作サイドが、物語世界を構成する重要な一部とは認識していないのだろうか、あるいは、所詮ラノベだからこんなもんでいいとタカをくくっているのだろうか。だとしたら、それは大きな間違いだ。下手な絵を添えるぐらいなら、口絵も挿絵もなくしたほうがよほど物語に没入できるというものだ。

無名に等しいイラストレーターにもチャンスを与えるラノベの功罪は相半ばであろうが、表紙絵と挿絵とを比較して報酬額の差が20倍もあっては絵描きとして力の入れようがないではないか。もっとも、そういう手間の省き方、言い換えればコストの削り方がラノベたる所以なのだろうが…改善を強く望みたい。

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2008年4月 7日 (月)

さよならStatus S1

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唐突だが、もうすぐ新しいベースギターがやってくる。そいつと引き換えに、所有している1本を手放すことにした。前にも書いたけど楽器をコレクションしておくような余裕はないし、弾かなければどんどん錆びていってしまうのだ。ケースにしまっておいたのを時々出して磨いたり眺めたりするよりも、弾いてくれる持ち主を見つけたほうが楽器にとっては幸せだろう。

手持ちの楽器を売却するのはもちろん初めてではないが、何度経験しても喪失感がつきまとい、慣れない。どうにかして手元に置いておけたらと願うものの、とっくに心は新しい楽器のことで一杯、ストラップはどれを付けてやろうかな〜フンフン♪などとワクワクしてるんだから、我ながら身勝手なものだ。

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2008年4月 5日 (土)

Themeの追加

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NM705iにThemeを追加する方法は以下の通り。
01:Mobile 9やOwnSkin.comなどのサイトでNOKIA6120classicかN75用のテーマを選んでダウンロード。Macならダウンロードフォルダの中にsisという拡張子の付いた圧縮ファイルが表示される。
02:sisファイルをUnsisxPyを使って解凍する。この時、同じ階層に他のsisファイルがあると展開できないので注意。
03:解凍されたフォルダを開いてPrivate→10207114→importと階層を下り、importフォルダの中に「名前が数字とアルファベットのフォルダ」があることを確認する。このファイル内にテーマのスキン用ファイルなどが4つほど格納されている。
04:USBでパソコンとNM705iを接続し、データ転送モードを選択。パソコンのデゥクトップにmicroSDを表示させる。この時、NM705iにメモリカードが入っていないとデータ転送ができないので注意。
05:microSDの中にあるPrivateフォルダを開いてPrivate→10207114→importと階層を下り、importフォルダの中に先ほどの「名前が数字とアルファベットのフォルダ」をドラッグ&ドロップする。
06:USB接続を解除し、NM705iのテーマ選択に反映されているかどうかを確認する。
07:テーマの削除は、パソコンのデスクトップにNM705iのmicroSDを表示させ、その中にある「名前が数字とアルファベットのフォルダ」を削除することで行う。

電話機言語が英語でも日本語でも、テーマ表示に影響はない。

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2008年4月 4日 (金)

OPB

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時代はテクノロジーの最先端を通り越して再びヴィンテージに回帰しており、だからというわけじゃないけど、僕はここ数年プレシジョンベース(以下プレベと称する)を頻繁に弾いている。プレベと言っても一般に知られているタイプではなく初期型の、いわゆるOPBというやつだ。

フェンダー・プレシジョンベースは1951年に発表された世界初の量産型エレクトリックベースギターで、1957年に現在よく見かけるタイプに改良された。通常「プレベ」という名称は改良後の現行型プレベを指しており、改良される前のタイプはオリジナルプレシジョンベース(OPB)と呼ばれ区別されている。僕が持っているのはその初期型プレベ1955年モデルのレプリカで、2002年7月にフェンダー・カスタムショップで制作されたものだ。ネックはメイプル1ピース、ボディはアッシュ。当時のプレベを厳密に再現したものではなく、OPBの歴史には存在し得ない茶色のピックガード、ボディのでっかいフシなどからもわかるように、随所に遊び心が溢れている。制作者は昨年7月に他界したマスタービルダー、ジョン・イングリッシュ。

OPBは弾きにくいせいか人気がない。ピックアップカバーがなくコイルが露出しているので、ピッキングする際に手を乗せて弾こうとするとピックアップがグラグラ動いて安定しない上に、壊れてしまうことさえある。僕はピックアップフェンスを装着した状態で弾くので手の置き場所に困ることはないが、2フィンガーで弾くプレイヤーは戸惑うだろう。
僕がOPBを入手したのは、アップライトベースの音が出したいと思ってフレットレスベースをあれこれ物色していた時期だ。ブリッジの上に手を乗せハーフミュート状態にして親指で弦を弾くと、アップライトベースに酷似したサウンドが得られるとわかって驚喜したことを覚えている(もっとも、本物のサウンドが欲しくなって結局エレクトリックアップライトに行ってしまうことになるのだが…)。
OPBのピックアップは3弦のポールピースが飛び出したスタガード型ではなく古式ゆかしいフラット型なので、各弦の音量バランスにバラツキがあり、また、タッチの強弱により音色が極端に変化したり突然強烈なピークが発生したりしてコントロールが難しい。現行型プレベでは、シングルコイルピックアップを高音弦側と低音弦側の2つに分けて設置することで音量差の解消とノイズキャンセル効果を持たせ、ポールピースを1本の弦に対して2個設置することで弦振動を確実に拾い急激なピークの出現を押さえてソフトな出音が得られるように改良されている。

しかしこれらOPB特有の欠点は大きな美点でもあって、弾きづらいがゆえに音数を減らしてここぞという時にこれしかないという音を鳴らす、いわば音の選択眼が養われ、また、鋭いアタックやピークを上手くコントロールして弾く気持ち良さは筆舌に尽くし難いものがある。僕が音楽や楽器に求める「快楽度の高さ」をOPBは持っているのだ。ただし、僕の感じる快感が他の人にとっても同じかどうかは保証できないけど。

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2008年4月 3日 (木)

セッション

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ネットのお友達・ろりくーさんと一緒に一曲録音する事になって、ちょこちょこと試し録り。僕が離島住まいということもあり直接顔を合わせてのセッションは難しいため、オンラインでファイルをやりとりして完成させる予定なのだが、パソコンの種類やDAWソフトの種類が違ってもWAVファイルなら互換性があるし、ウチのバンドのギターのノブと何度か試して問題はなかったし、いけるだろう。

おおまかなコード進行をもらって、Mbox2でドラムとガイド用ギターとベースギターを録音。パッシヴの楽器ばかりなのでDIを介してMbox2に入力、レベルを決めてProTools LEで録る。エフェクトのかけ録りはしないので、楽器からDIへケーブル1本接続するだけのシンプルなセッティングだ。録音中はDIを足で踏んで自分の身体にアースを落とし、ノイズを軽減させるようにする。

今回使ったベースギターは写真にあるOPBで、ベースアンプで鳴らすと各弦の音量差が気になったりタッチの強弱で突然ピークが出現したりと決して扱いやすい楽器とは言えないのだが、ライン録りするとホレボレするような素晴らしいサウンドが録音できる。ボディの目立つ箇所にでっかい木のフシがあったりして、見た目もよろしい。ライヴで弾く場合にはコンプレッサーが必須だが、ライン録りではピークインジケーターが点灯しないよう入力レベルを設定しておいて、あとはただ思い切り弾くのみ。デジタル録音では小さすぎる音よりも大きすぎる音のほうがダメなのだ。

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2008年4月 2日 (水)

弦が切れた

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昨日の夜、Soultool T22 Swetiniaを弾いていたら突然弦が切れた。ベースギターは1ヶ月に一度定期的に弦を交換しているが、ギターのほうもそろそろ新しい弦を張ろうかなと思っていたのにいつのまにか時間が過ぎてしまい、前回弦交換したのが2月初頭だったので丸2ヶ月同じ弦を張りっぱなしだったことになる。
弦が切れたのはブリッジサドルのところで、Schallerのブリッジは接触抵抗が低いローラーサドルなのにも関わらず切れるときは切れるんだなぁと少し驚いたが、僕はブリッジに右手を乗せて弾くことが多いので汗が弦を腐食させたのだろう。写真で見ると3弦もかなり錆びているのがわかる。巻き弦である4弦はなぜかピカピカだけど。

弦交換にかかる時間を短縮するため、弦のメーカーとゲージは同じものを使うようにしている。一度やっておけばブリッジのオクターブ調整や弦高調整がほぼ不要になるため、ネックや指板をクリーニングしたあと弦を張り替えてすぐに弾くことができるのだ。ついでながら、T22のマシンヘッドはSchallerのロック式なので弦をポストに巻き付ける必要もなく手早くチューニングが完了するので非常にありがたい。現在使用中の弦はRichard Coccoのニッケル弦で10-46のセット、ピックは使わず指で弾くのでこのぐらいのゲージがちょうど良い感じ。

一昨日の夜にNM705iの障害報告を出したのだが昨日DoCoMo九州インフォメーションセンターより返答があった。長時間の省電力モードから復帰した直後のトラブルは再現できなかったが、省電力モードから復帰する際に内部処理が行われる際に、容量の大きい待受画像を設定していたり、NM705iの容量いっぱいにデータを保存してあるような場合、大きな負荷がかかる状態となり、一時的に動作が鈍ったり、あるいは再起動、または僕が遭遇したようなトラブルが発生することもあり得る、という内容だった。なるほど。
状態が改善されない場合は近くのショップへ保証書と一緒に持っていくようにとも書かれていた。購入して2週間弱なのでおそらく初期不良扱いで新品と交換になるのかもしれないが、幸いなことに今のところトラブルは発生していない。大事に使おう。

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2008年4月 1日 (火)

VL4

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DigiTech VOCALIST LIVE 4にはいくつか制約があり、それはVL4内蔵のチューナーでギターをチューニングして使うようにしてとか、基準ピッチは440Hz固定だとかいうもので、まぁ普通に使うぶんには特に問題にならないだろう。ギターの代わりにキーボードを入力してもハーモニーを生成できる「かもしれない」と説明書にあるが、その際なるべく六弦ギターの音域で、ギターの和音構成に近い和音を弾くようにという但し書きがある。鍵盤奏者はボコーダーを使ったほうがうまくいくと思う。
プログラムはユーザーエリアが50、ファクトリープリセットが50用意されている。プリアンプ設定5項目、コンプ/ゲート5項目、EQ5項目、リードヴォイスのピッチ補正5項目、リードヴォイス用エフェクト設定5項目、ハーモニーの種類選択6項目、リバーブの設定5項目、ディレイ設定5項目、ギター用エフェクトの設定5項目、これらを50のプログラムに対して個別に設定可能なので楽曲に寄り添った緻密な音作りができる反面、煩雑だな〜とゲンナリもする。特に細かく設定できるようになっているのはリードヴォイスのピッチ補正、それからメイン機能であるハーモニー自動生成に関する設定だ。ハーモニーが出るタイミングをリードヴォイスよりも遅くしたり、ハーモニーのピッチをわずかにずらしたり、ビブラートを加えたり、高域担当者(?)と低域担当者のバランスを変えたり、女性の声にしたり…。今のところはファクトリープリセットを選んで弾くだけで十分過ぎるので、パラメーターをいじるようになるのはだいぶ先のことだろう。

歌がヘタな僕でも相当楽しめるが、四声のハーモニーで高域担当者の声をビシッとキレイに出すのはなかなか難しい。プログラムによってはハイノートを2度で重ねてくるような和声もあるので、これをスパッと出せたらさぞかし気分がいいだろう。ピッチ補正の介入度は低く抑えておいたほうがよりリアルなハーモニーに聞こえるので、頑張って練習すれば大いに報われるはずだ。

軽量コンパクトであることも見逃せない美点で、持ち運びは楽々。サイズは210(D)×360(W)×53(H)mmで重量1.5Kg(ACアダプターは除く)。A/DおよびD/Aコンバータは24ビット、44.1KHz仕様となっている。

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バグ?

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朝起きてNM705iのクリアキーを押して省電力モードから復帰させた後0キーを押したら、長押ししたときと同じプ〜という音が鳴り続けて画面が真っ暗になった。キーのイルミネーションは点灯しているが、液晶画面だけバックライトがつかず何も表示されていない。その間もずっと0キーを押した音が鳴り続けたままキー入力を受け付けないので、仕方なくてっぺんにある電源キーを押したところ少し間を置いて再起動が始まった。そのあとは何事もなかったかのように問題なく動作している。
こないだも長時間の省電力モードからキー入力して画面を立ち上げた途端Theme表示が’真っ白になったことを考えると、長時間の省電力モードから復帰した直後にトラブルが発生しやすいのではないかと思われる。省電力モードへの移行時間は最大5分まで設定できるが、省電力モードへ移行しないようにはできないので、同じようなトラブルに遭遇した人は少なくないはずだ。ソフトウエア・アップデートでの改善を期待して、障害報告を出しておこう。

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