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2008年6月13日 (金)

GAROTA DE IPANEMA

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ハファエル・ハベーロが『TODOS OS TONS』というアルバムでジョビンの超名曲「イパネマの娘」を演奏しているのだが、そのアレンジが面白い。最初のコード進行はFM7→FM7→G7→G7→Gm7→C7→FM7→G♭M7だが、ハファエル版ではDm7→Dm7→G7→G7→C7→C7→C7→D♭dimという進行に置き換えて演奏している。

つまり冒頭のトニックとなる音を弾かず、短三度にルートを置いているわけだ。FM7とDm7は構成音がどちらも同じなので違和感はなく、しかも新鮮な響きに感じられる。また、7小節目ではドミナントでステイするため、緊張感が持続して次はどうなるのか?と聴き手に期待させることになる。上手いやり方だ。ソロを弾く場合にも、この進行のほうが元のメロディーに縛られにくくなるから、より自由に弾けるんじゃないだろうか。
ただしミディアムスローな物憂い原曲のムードからは離れていくので、歌が入る場合この進行は合わないかもしれない。ちょっとアッパーな感じを出したいときには良いと思う。

※実際のCDではキーがオリジナルのFではなくDに移調しての演奏だから、Bm7→Bm7→E7→E7→A7→A7→E7→B♭dim。バーデン・パウエルと同じく、ギターの六弦をEからDに落としたチューニングで弾いているようだ。なお、ブラジルではこの曲をDで演奏するギタリストが多いのだが、それはFのコードが押さえづらいからというごくシンプルな理由によるらしい。

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