
一昨日の火曜は「アップライトベースで」というオーダーがあったので、エレクトリックアップライトを持参。ジャズのセッションでは初めての現場投入となった。念のためバックアップとして普通のベースギターも用意していたんだけど出番はなく、アップライトだけを弾いた。
通常20〜30分で1ステージ、これを一晩で5〜6本やるわけだが、そろそろクロージングですよという頃合いを見計らったかのように新しいお客さんがお店に入ってくるので、結局1時間以上ぶっ通しで弾くこととなった。普通これだけバカスカ弾くと、弦をはじく右手の人差し指と中指の先に水膨れや血豆ができてしまうのだが、不思議なことになんともない。しかしお店がハネてウチに帰る頃には指先がヒリつき、両腕の筋肉がパンパンに張っていたのだった。
昨日の水曜日も「アップライトで」とのことで、ベースギターはどうせ使わないだろうと思い潔くアップライトだけを持参。ただ、指が痛かったので保護のために軍手をはめて弾くことにした(オレンジ色の軍手なので、ステージだと遠目には普通に手に見える)。軍手を付けると、音のアタックが若干丸くなるのと、押弦するポジションがわずかにズレるのには注意が必要だが、劇的に両手の苦痛が軽減してびっくりするぐらい滑らかにプレイすることができる。
しかし悲しいかなアップライト初心者の僕には長時間引き続けるだけの握力がまだ備わっておらず、特に右手の握力が途中で尽きてきてしまい、腕を振って無理矢理音を出すようにするしかなくなった。アップライトでは人差し指を弦に対して水平近くに当てて弾かなくてはならないのだが、これにはある程度以上の握力が必要なのだ。エレキベースのように弦に対して指を垂直に交差させて弾けば握力のなさをフォローできるのだが、軍手をしているとそのような弾き方では音が全然出ない。指が痛いだの言ってはいられないから曲間で軍手を外し、素手で弾くことにした。そしてそのまま、またもや1時間ほど弾き続けることに…。
慣れてくれば脱力もできるのだろうけど、なにしろ今はひたすらガンガン弾くしかない。それでも指先に水膨れも血豆もできることなく無事演奏を終えることができたのはまったく不思議だ。もちろん、ウチで練習するときとは比較にならないプレッシャーの中で弾くわけだから、否が応でも身体の効率的な使い方をしなくてはならず、そのような方向に自然と意識を持って行っていたのかもしれない。
面白いことに、弾き慣れたベースギターよりも慣れないアップライトを弾くときのほうが、落ち着いて周囲を良く見渡せていたのは、アップライトのネックが顔のすぐヨコにあったからだろうか。「涼しいカオで弾いてたから、もう慣れてきたんだよね。これからアップライトでよろしくね」と言われたのはメチャ意外だったけど、嬉しいような苦しいような。どうすりゃいいんだw
…とりあえず筋トレします。
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