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2009年5月 5日 (火)

天使な小生意気

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こんな漫画、買ったっけ?とスッカリその存在を忘れていた西森博之の『天使な小生意気』、さっき段ボール箱を開けたら底のほうから出てきた。そういえば、ヤンキー漫画『今日から俺は!』で名を上げた西森氏が新作ではラブコメ路線に走ったのかと意外に思いながら読んでいた覚えがある。

作者が一体どこから着想を得たのかまったくわからないが、「男らしさとは何か」という問いに対する回答であるとも取れるし、深読みすれば西森氏なりの「萌え」に対する回答とも受け取れる。連載を開始した当初、これで毎週ハナシが作れるんだろうか、10週打ち切りになるんじゃないかとハラハラしていたが、見事に長期連載の人気作品となったばかりでなく、僕は未見だが、アニメ化までされたらしい。

血気盛んな9歳の少年・恵がある日、魔法使いの格好をした男がいじめられているのを助け、そのお礼に魔本をもらう。ひょんなはずみで魔本から現れた悪魔に「どんな願いも叶えてやろう」と言われて躊躇なく「世界一男らしい男の中の男にしてください」と答えたところ、恵はなぜか女にされてしまう。時は流れ、恵は15歳となり高校へ入学。その美少女ぶりから様々な波乱を巻き起こす…と、粗筋を並べただけではどこが面白いのかサッパリわからないであろうこの漫画、まずは読むべし、である。

主人公をはじめとした登場人物それぞれの行動や反応、思考がきわめて巧みに描写されており、見飽きることがない。恵の過去が明らかになるにつれて次々に問題が浮上してくるのだが、副主人公とも言える蘇我の対応が感動的だ。機会があったら是非ご一読を。

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コメント

ひっこし乙です。例に漏れず、やっぱり引越しと言ったらいろんなもの広げちゃって収集がつきませんね!
サンデニスト?の自分としてはつい反応しちゃうんだけれど、西森博之氏のストーリーテリングっていうかマンガの構成テクニックていうか、ちょっと頭ひとつ抜けてると思ってるんですよ。「今日から俺は!」にしたって、ヤンキーマンガなのに、王道路線をちょっとづつ外してくる。好きな作家さんです。現在連載中の「お茶にごす。」もいい感じで。なにがいいのかを語ってしまうと、長くなっちゃうのですが、もっと世にでても不思議じゃないと思うんだけどなー。あっさりしすぎてる面はあるけど。
という自分は毎週読んでるので、単行本を買ってなくてちっとも貢献してなかったり^^;

投稿: ろりくら | 2009年5月 6日 (水) 20時28分

>>ろりくらさん
まだまだ荷解きしていない段ボール箱が文字通り山積み状態ですが、ネットをやるスペースだけはとっとと確保してますw

西森氏の漫画はオチャラケ成分が多いものの、けっこう心にズシッと響くものもあったりして油断なりません。ヤンキー漫画と言えば十年一日の如く縄張り争いや勢力抗争によるケンカが続き、しかもどんどんエスカレートしていって「こいつら普段どんな生活してんだ?」と冷めた目で見てしまうものがほとんどですが、西森氏の漫画はそういう展開にはいきませんよね。頭脳派というか、セリフ回しやキャラクター同士の反応で見せ場を作るタイプで、基本的には軽いノリですが、よくもまぁこんだけ活き活きと登場人物を描けるものだと驚かされます。

僕は週刊の漫画雑誌を買わなくなって(読まなくなって)10年以上経ってしまっているので、せめて単行本で作者氏に貢献しなくちゃと思うのでしたw

投稿: いまいゆ | 2009年5月 6日 (水) 23時42分

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