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2012年12月

2012年12月 2日 (日)

魔法少女まどか☆マギカ 永遠の物語

1mm

水曜日に続き、美浜7プレックスで劇場版まどマギの後編『永遠の物語』を観てきた(前編は引き続き朝の部で上映中なので、午前に前編を観て午後に後編を観るということも可能)。昨夜のうちにネットで座席の予約状況を見たところ、1/3も埋まっていなかったので予約はせずに当日券で観劇することにしたのだが、さすがに12月1日は映画の日だけあって大混雑。空席は最前列しかなかったので、最前列のド真ん中に座ることになった。

視野全部がスクリーンという状態で、動きの多い場面では酔いそうにもなったが、そのぶん物語世界に没入できた。テレビ版と大きく異なったのは、さやかと杏子の死後にほむらがキュゥべえと話すシーンが、劇場版では自室ではなく墓地での映像になっていたこと。この効果は強烈で、ここから先の絶望的な展開を暗示する良質な改編だったと思う。前編がまどか視点で進んできたのに対し、後編ではほむら視点に移行していることを観る側に伝える意味も大きい。

物語が佳境に入り、客席のあちこちから泣き声が聞こえてくる。隣りの席に座った50代なかばとおぼしき男性も泣いている。そりゃそうだろう。前編ではなんとか堪えることができたけど、後編はもうダメだ。僕も目からポロポロ涙が流れた…上着の内ポケットにティッシュを用意しておいて良かった。

テレビ版を見終わった時は、伏線をあまさず回収してしかもこれ以上ない終わらせ方をしていたので、あまりにも隙がないというか、すべてにキッチリとケリを付け過ぎているんじゃないか?というある種贅沢な不満が残ったのだが、こうして劇場版でストーリーを通して観ると、大団円を迎えて良かったという印象だ。ハッピーエンドか否かは観た人それぞれで意見が異なるだろうが、少なくともデッドエンドではない。ラスト、ほむらの広げた黒い翼が画面を覆い尽くしてまどかから渡された赤いリボンが落ちるシーンは、ビターな余韻を残し何度観ても泣ける。

漫画文化&アニメーション文化が成熟した21世紀の今の日本だからこそ作り得た、そして支持を得ることができた、10年に一度の傑作。

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