楽器

2018年2月21日 (水)

Trickfish Bullhead1K + SM110、シェイクダウン

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50人程を収容するレストランにて、Trickfish Bullhead1K(アンプヘッド)とSM110(スピーカーキャビネット)を初使用。SM110は45度傾けて設置できる金属製の脚を底面に備えているのだが、傾けた状態で上にアンプヘッドを乗せると後方へ滑り落ちてしまうため、今回はUltimateのアンプスタンドAMP-150を併用した(Trickfishでは滑落防止用の専用スポンジ台をオプションで用意している)。

最大出力1000W(8Ω)のアンプヘッドに対して、耐入力300W(8Ω)10インチスピーカーのキャビネットの組み合わせではスピーカーユニットを飛ばしてしまいそうでハラハラしたが、特に問題はなかった。ベースはModulus Quantum-6で、これにxotic SP compressorを挟んでアンプへ接続。インプットゲインを3時あたり、マスターボリュームは2時あたりにすることで十分な音量が得られた。バンドの編成はドラム、ベース、キーボード&ボーカル、ギター&ボーカルで、カントリー・ロックを演奏。ただし、バンド全体の音量はロックバンド並みのデカさだ。

Bullhead1K + SM110のサウンドはEQがフラットな状態でも図太い。近年のベースアンプが高域〜超高域までをキレイに出そうとしてきたのに対して、Trickfishは高域方向の伸びはほどほどにしておき、再生する周波数を中低域寄りに振っている印象だ。所謂「原音忠実」ではない:電気楽器の「原音」って一体何なのという話はさておき、入ってきた音をそのままストレートに出力するのではなく、低域がぐんと増える感じだ。中低域の密度が高いがそれでいて音が濁らず歯切れよく、自分が何を弾いているのかきちんと聴き取れ、低音がグイグイ来る!これは実に快楽度が高いではないか…ベースサウンドはこうでなくては。

軽量に設計されている点も素晴らしい。いまどきのデジタルアンプ&ネオジウムのスピーカーだから、とはいえ、アンプヘッドが3kg未満、キャビネットが10kg未満という重量は、実際に手に持ってみると驚かざるをえない。搬入搬出がとてつもなく楽になって、演奏前に握力を失う心配も運搬中に腰痛を起こす心配もない。

ステージで使ってみて不満なところはひとつもなかった。LEDが光るヘッド+レトロなデザインのキャビはルックスもいい。NDロードスターの積載範囲を超えてしまうが、もう1個キャビを追加したら更に出力に余裕が得られるだろう。

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2018年1月 4日 (木)

Trickfish Bullhead1K + SM110

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NDロードスターのトランクに格納できるサイズのベースアンプを探した結果、たどり着いたのがこれ。現時点で僕が乗っているクルマはユーノス・ロードスター、所謂NAロードスターだ。購入以来20年余を経て総走行距離30万キロに迫り、さすがに各部の消耗が酷くて、去年だけでも前後ブレーキ交換・クーラー用コンプレッサー交換・ラジエター交換…と次々に壊れる箇所が増えたため、今月末日に車検を迎えるその時点でNDロードスターへの買い替えを決意した次第。楽器を運ぶんならワゴン買ったほうが良いのでは?という理性的な考えが頭をよぎりはしたものの、別にドラムセットを運ぶわけでもないし、本当に乗りたいクルマを買うことにしたのだ。

Markbass LMK + Bergantino HT-112に替わるベースアンプとして2014年4月に購入したPhil Jones Bass Suitcase Compactは非常に良い音のアンプで、しかもNAロードスターのトランクにすっぽり収まるサイズだったのだが、カタログ値で出力300W(8Ω)と謳っているほどの音量が得られないこと・すぐに熱ダレして保護回路が作動して音が出なくなってしまうこと・重量があって運搬が難儀〜等々不満がつのり、一年半ほど使ったのち手放した。

それにしても、10インチ・ウーファーのベース用スピーカー・キャビネットを購入するのはEuphonic Audio iAmp350 + CXL110以来になるので15年ぶりぐらいになるのかな?Trickfishのアンプヘッド、Bullhead 1Kは出力1000W(8Ω)で重量は2.8kg、キャビのSM110は300W(8Ω)で重量9.8kg。できればヘッドがもう少し小さいサイズだったらよかったけど、熱対策上あまりコンパクトには出来ないのだろう。また、キャビもワンサイズ上のSM112を選ぶと重量が一気に増えて16.3kgとなり、寸法的にNDロードスターのトランクには収まらなくなってしまう。これでも12インチ・ウーファー装備のキャビとしては小型軽量な部類なんだけど。

僕が隔週ごとセッションに参加している嘉手納のCafe Green Riverには、2015年12月に入手したベースアンプ Epifani AL.112Cを自分用の置きアンプとして常備してあるのだが、これは文句のつけようがない素晴らしいアンプで、600W(4Ω)という余裕の大出力に加えてロードスターの助手席に載せられるコンパクトさにも大いに助けられている。ただ、Green River以外の場所で演奏に呼ばれた時に持ち運べる小型&大出力のベースアンプが欲しくなり、Trickfish Bullhead 1K + SM110を選んだというわけだ。

現時点ではまだ本格的にTrickfishを使う機会はなく、実際に演奏で使ってみての感想はのちほど書くこととしたい。取り敢えず、運搬はほんとうに楽です。

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2018年1月 3日 (水)

Soultool Laguz The Junior

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このギターが発表された時すぐにでも欲しかったが、先立つモノがない身としては見送るしか無かった。それが、数年を経てたまたまお金を持っている時に中古とはいえ出品されたのだから、この機を逃す手はないとばかりに発作的に購入したのが去年の5月31日。

10年ほど前にもSoultoolのギターを購入していて、その時には「これ以外のエレキは買いません」宣言をするほど気に入っており、もちろん今でも何の問題もなく使い続けている。でも、Laguzのルックスを見たらグラッと来るでしょう?サウンドがまた凄くて、砂糖菓子のような可愛い見た目とは全然違う。岩の塊をぶっつけられるようなガツンとした出音で、弦ごとの分離が良く、音が太い。弾き手のプレイを鏡のように反射する反応ぶりはSoultoolのギターに共通する美点で、上手なプレイは上手なまま、下手なプレイは容赦なくそのまま出力する。上手なプレイをすると気持ちよくなって更に良いプレイに発展していくが、ヘタなプレイだとこのギターを弾くのが嫌になるだろう。

ボディとネックはコリーナ製で、ジョイントはセットネック。22フレット仕様で7フレットまでは太めのフレット、8フレットから上は細めのフレットが打たれた2ゾーン・フレッティング。指板はパーフェロー、ヘッドの突板も同じパーフェローが貼られている。12フレット部分とネックサイドに埋め込まれたドット・マーカーは蓄光性のLuminlayと呼ばれるもので、かなりの長時間にわたって光り続ける。ブリッジはABM Wraparound、ナットはGraphtech、マシンヘッドはウルトラスムースに回るGotoh 510。ピックアップはGoodtone P90、下部ホーンに設置されたPUポジション・セレクターは、シンプルにフロント、フロント+リア、リアの3点切り替えとなっている。シリアルナンバーは001。市販品ではなく、本当に試作品として作られた個体だ。ヘッドにあるトラスロッド・カバーは市販モデルだとボディ同色に塗られた仕様だが、この個体では木目がそのまま見える。カバーがなぜボディ同色になったのか、その理由は試作品のカバーを外すとわかる。

Soultool Laguz The Juniorはその名称通り、シングル・カッタウェイ、セットネック構造、3連配置されたペグ、P90ピックアップの採用などからもGibson Les Paul Jr.へのオマージュが感じられる楽器だが、Soultool旧ラインナップのPerformer T&Sシリーズと同様、完全に独自の領域へと昇華されている。ポップな見た目とは裏腹に「洗練された無骨さ」を感じるギターだ。今後の演奏、録音でどんどん使っていきたい。

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2018年1月 2日 (火)

ちっちゃベース

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雨の日が多くなってきた去年の3月21日、ロードスターのトランクに入るベースが欲しくて購入。ちなみにロードスターは乗車定員が二名なので、ベースを運ぶ時は(34インチのロングスケール・ベースはロードスターのトランクには格納できない):一人で乗る場合=楽器は助手席に載せる。二人で乗る場合=楽器は幌をたたんでその上に載せる。という2パターン。要するに、雨が降ると楽器を積むスペースがなくなってしまうというわけだ。荷物を幌の上に載せるとかいう時点で、雨が降る降らないに関係なくそもそも楽器を積むスペースがあるのかどうか疑わしいのだが…。

スタインバーガー型のベースは以前から興味があって、非常にコンパクトなので持ち運びに便利だろうなと思っていた。本物のスタインバーガーは大学生だったころ楽器店で試奏したことがあり、その時は好きな音じゃなかったので値段からしても購入には至らなかった。昨今の中古市場での高騰っぷりを見るにつけ、買っておけばよかったかなぁとも思うけど、まぁ今から30年ぐらい前の話です。そうそう、スタインバーガーの音は気に入らなかったが、後で弾いたModulusのほうは音が気に入って買ったんだった。

で、たまたまこのHohner B2が浦添のマンガ倉庫においてあるのを見つけて試奏、そこそこいい音は出るので購入したという次第。なにしろ19800円だったし、これぐらいならいいやってことで。シリアルナンバーは8601884。すぐに弦を新品の専用弦に張り替え、ピックアップの高さを調整、ブリッジの調整を行った。本体が弁当箱と呼ばれる四角いカタチなので、身体に触れる部分が少なく弾いていて安定しない。本家スタインバーガーであればボディの裏側にアタッチメントがついていてある程度身体に密着するようになっているのだが、スタインバーガー・ライセンス下での製作とはいえホーナー製にそんな気の利いたものは付いていない。あと、1フレットが遠い…。

しかしそういったネガも弾き慣れてくるとあまり気にならなくなり、逆に、フルボディのベースを弾くと「大きすぎ?!」という違和感を感じるようになってしまう。胸のあたりに当たるはずの上部ホーンがなくてスカスカで清々しいのに加えて、運搬時の気軽さ・手軽さは比類なく、安楽さゆえに一度使いはじめるとやめられなくなる。

アコースティックセット程度の音量で弾くぶんには特に問題は感じられなかったのが、ロックバンドぐらいの音量になると、自分の弾いている音が聴き取りづらくなることがわかった。音が抜けてこないのだ。BBE Sonic Stompを使うなどしてみたがどうやっても音抜けの悪さは改善されず、自分にとって致命的な欠点だと判断して使うのをやめた。ベースの音程が聴き取れない、ベースが何を弾いているのかわからない、これではベースの存在価値はないからだ。

余談ながら一昨年の暮に、知人からAtelier Zのショートスケール・ベース、Baby Zを借りて弾いたことがあったけど、これはなかなか音抜けが良くて楽しめた。ブロック型のポジションマークとショートスケールに違和感があったので一週間使っただけで返却したが、ロードスターのトランクに入るサイズだったし、そのまま借り続けておいたら良かったかなぁ。

さてさて、ちっちゃベースHohner B2はいまのところ耳コピするときやちょっとしたラインの確認をするときにパッと手にとって弾けるところに置いてある。演奏の場で弾くことはなくなったが、それでもなお取り回しの良さは本当に魅力的で、手放せずにいるのだった。ピックアップを交換してみようか、はたまた本物のスタインバーガーを入手してしまおうか、悩みは尽きない。

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2016年1月 1日 (金)

明けましておめでとうございます

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嘉手納での年越しライヴを終え、泡瀬運動公園でニューイヤー花火がどっかんどっかん打ち上げられるのをクルマの窓から眺めつつ帰宅。2016年になりました。明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。

31日の年越し演奏ではEpifani AL.112Cを床に直置き、ヴィンテージ・モードで使用。床から浮かせた状態で設置した時よりも当然ながら低音はドッと出るけれど、ブーミーになりすぎることもなく低音に包み込まれるような感じ。良い演奏、良い楽器、良いアンプは、誰もが幸せになれると感じた一夜でした。

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2015年12月30日 (水)

Epifani AL.112C その2

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Epifani AL.112Cを実際にステージで使ってみた。写真のとおり、Marshall MB150の上にAL.112Cを乗せた状態での使用。EQのセッティングは全部12時位置でフラット、ベースはAlleva-Coppolo LG5にxotic SP Compressorを接続。

高域がカリカリしたサウンドになるかと思いきや全然そんなことはなく、Low-B弦の音程までしっかり聴き取れるクリアでパワフルなサウンド。ガッと弾いた時にコンプレッサーが動作する状態まで克明に聴こえるのには驚いた。他のアンプだと「あふーパコパコしてるわー」ぐらいだったのだが、AL.112Cでは「あ、今スレッショルドに引っかかってる」という感じで、音の情報量と密度が圧倒的に違う。違いすぎる。こりゃ凄い。

コントロールはインプット・ゲインとマスター・ヴォリュームの他に、ハイ・ミッド・ローの3バンドEQ、中域をカットするスイッチ(カット量は任意に設定可能)、60年代風の音色に切り替えるスイッチ、ミュート・スイッチを備えている。至ってシンプルなアンプだが、なんの不足も感じられない。また、小型コンボにありがちな、低音や音量を稼ぐためにどこか無理をしているという感じが全くない。不満があるとしたら、付属の電源ケーブルがちょっと短いぐらいかな。

AL.112Cに関してネットで検索してみたのだが、国内で使っている人のレヴューは見つからなかった。こんな素晴らしいアンプなのに!単に入荷台数が少ないからなのかもしれないけど。「コンパクトでハイパワーなベース・アンプ?そんなものは存在しませんよ」と悟っちゃった人や、アンプを持ち歩いてロックを演奏するようなセッションマンには超オススメだ。

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2015年12月21日 (月)

Epifani AL.112C

Dist800

新しいベースアンプ、Epifani AL.112Cを入手。外寸:495(W)x419(H)x419(D)、重量:18kg、出力:8Ω 385W(RMS)、4Ω 600W(RMS)となっており、外部スピーカーを接続する際に背面パネルにある切り替えスイッチでインピーダンスを8Ωに変更する。コンボ単体で使う場合には4Ωにスイッチを切り替えておく。スピーカーは12インチ・ウーファー×1,バレット型ツィーター×1。特徴的な台形の筐体はアルミキャスト製で、たぶん同じ大きさの木製キャビネットよりは軽量なのだろうけれど、手に持って「わぁ〜☆軽い!」という感じは全然しない。

インピーダンス切り替えスイッチ、外部スピーカーへの出力端子、ツィーターのレベル調整つまみが背面パネルにあり、それら以外の操作系は電源ケーブルの挿入口までもが全部本体上面のパネルに集中、また、AUX端子が無いことからもプラクティス・アンプではなく、現場仕様のアンプであることが伺える。

電源を入れると、上部パネルにある「600」の文字が青く光る。このアンプはEpifaniが発売しているPiccolo 600というアンプヘッドに同社のスピーカーを組み合わせた製品だ。サウンドはまさしくエピファニ・サウンドそのもので、クリア&パワフル。まだ大きな音で鳴らしていないので、続きは実際にバンド演奏で使ってみてからにしよう。

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2015年12月10日 (木)

NAHOK The Expendables 2

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新しいギター用ケースを購入した。NAHOKというメーカーのギグバッグで、外装が防水・耐UV・防汚加工が施されたスーパーティルト、内装が断熱・耐湿度・耐衝撃機能を持つスーパーヒートインシュレーター+ウレタン。パッと見はテカテカのビニールレザーっぽい印象で、手触りも同様。ケースの外周用ジッパーには止水ファスナーが使われているわりに、ポケットは蓋の一部をマジックテープで固定するだけの簡素な作りで防水機能ゼロ。雨の中このケースを背負って歩くのであれば、ポケット内のものはビニール袋にくるむか、ポケットの上部にタオルなどを詰めるかしないと、ポケット内部は濡れてしまうだろう。

ケース内部にはネック用の枕が無いので、ヘッドに角度のついたギターを格納する場合には、ネックの裏にタオルなんかを丸めて当てたほうが良さそうだ。また、ケースの底部は外部に2箇所ゴム足があるものの、内部に関しては特別にクッションが追加されているわけではないので、ケースを縦に置く時の衝撃を考えると、何かクッションになるものを自前で追加しておいたほうがより安心だ。

このように、わりとスキだらけのギグバッグである。保護性を追求するのであれば、Reunion Blues、Sadowsky、Protection Racketなんかのセミ・ハード系ケースを使ったほうが理にかなっている。NAZCAも良い選択だと思う。個人的なイチオシはMONO M80 Vertigoなのだが、じゃあなんでソレを買わなかったの?と言われると、M80 Vertigoは既にベース用を1つ持っていて普段使っているからギター用には違うものを試してみたかった、という話なわけだ。あと、黒やらグレーやら地味な色のケースに飽きてきたってのもありまして…。

5年ほど前だったか、チャーリー・ライダーという自転車屋さんがギター用ギグバッグを販売していたことがあって、それがテント素材を使ったものだった。黄色や紫といったド派手で毒々しい外装色に心ときめいたものだったが、欲しい欲しいと思っているうちに廃版となってしまった。惹かれたのは「断熱素材」を使っているという点で、他のメーカーが販売するギグバッグには「防水」を謳うものはあっても「断熱」はほとんど見かけない。ここ沖縄では特に夏場、楽器ケース内の温度上昇は気になるところで、断熱素材を使ったケースは非常に魅力的なのだ。

The Expendables 2は内部に空間的な余裕があり、ジッパーを閉じてケースを揺らすと、中でギターが動いているのがわかる。最近の、ケース内で楽器を動かないようにがっちりホールドして守りますというタイプではなく、UndercoverやMooradianのように、ガワを上質なクッションで包んでますというタイプ。設計思想が異なるのでどちらがどうとは言えないが、The Expendables 2は旧き善きタイプのケースだ。

ポケットの容量はさほど大きくない。ヘッド側にあるポケットはクリーニング用クロス、ティッシュ、携帯電話なんかを入れておく程度の空間。開口部は小さくて大きなものは入らない。ボディ側にあるポケットは、蓋をパタッと被せるだけの構造で、開口部が大きく、物の出し入れが楽にできる。A4のファイル+3mのケーブルを2本+BOSSのエフェクターなら4個入るが、あまりたくさん入れると蓋が閉じられなくなってしまう。厚手の革製ストラップを丸めて入れられるようなスペースはないので、薄手のナイロン製ストラップを折りたたんで入れることになるだろう。

ケース背面にあるショルダー・ベルトは外装と同じ素材で、薄手のパッドが入っている。裏側には滑り止め加工が施されていて、背負心地は快適だ。腰が当たるあたりに細いベルトが付いているが、これは腰に巻くものではなく、ケースを手で持ち運ぶ際、ショルダー・ベルトが垂れ下がって邪魔にならないよう固定しておくためのもの。

The Expendables 2は見目麗しく、ストラトとエフェクターを2~3個放り込んでセッションなんかに出掛けるには最適。マホガニー・ネックのレスポールは…ちょっと怖いな。ケース内部に、ネック用の枕と底部クッションが追加されてたら良かったけど、僕はタオルを入れて使っている。断熱素材のケースが欲しいのであればオススメだが、そうでない人は、他の製品でもっと安価で機能的に充実したケースは色々あるので、そちらを選んだほうがいい。「Expendable」という名称通り、これを消耗品と言える人向けだ。

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2015年8月11日 (火)

TAMA Silverstar Cocktail-Jam Kit

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バンドで使うためのドラム、TAMA Silverstar Cocktail-Jam Kitを購入。よっしゃー、これでドラムを置いていないハコでも、ストリートでも、どこででも演奏が可能になったぞ!…最大の問題はドラマーがいないことなのだが。

カクテルジャム・キットは、狭い場所で演奏するため、また、持ち運びを簡便にするために極限まで装備を削ぎ落したドラムセットで、脚で開閉するハイハット・スタンドは付属しない。手動でのレバー操作によって開閉するシンバル・ホルダーが別売りで用意されているので、割り切って手動ハイハットでの演奏を楽しむのもアリだ。が、スチュワート・コープランドみたいに叩きたい時のために、ハイハット・スタンドも合わせて購入した。

当然ながらシンバル類も別売りで、今回は個人的な好みでPaisteを選択した。14インチのハイハットと10インチのスプラッシュはPST-8、16インチのクラッシュはTwenty Custom Collection、いずれも特価品。できれば、同じシリーズで統一したほうが音色面でのまとまりはいいだろう。

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左の黒いバッグがハードウエア用のケースで、右の丸いバッグがシェル用のケース。カクテルジャム・キットは全部この中に収まっている(真ん中にあるオレンジのパイピングが施されたケースはスティック・ケース)。あとはハイハット・スタンド、ドラム・スローンを持っていけばOKだ。シンバル用のケースもあればあったでいいだろうが、神経質にならないのであれば、シェル用ケース内にシンバル類も重ねて入れておける。このように、通常のドラムセットと比べて驚くほどコンパクトに収納できるので、使わない時の置き場所に悩むこともない。それから、クルマの荷台がハードウエアの重量に耐えかねて変形する心配もない。

音色はコンパクトなドラムセットの音(バスドラムは16×6インチ、フロアタムが14×5.5インチ、ハイタムが10×5インチ、スネアが12×5インチ)だから、音色を改善するためにヘッドを交換する必要はあるかもしれないが、あとは奏者の技量と工夫次第。組み立てに要する時間は10分程度で、分解にかかる時間も同じぐらいだ。

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2015年5月 4日 (月)

電気コントラバス

 

V80
数年前の台風の日に突然音が出なくなったエレクトリック・アップライトベースを修理に出していたのだが、このGWに戻ってきた。音が出なくなった原因は、コントロール・キャビティ内に宙吊り状態で設置されていたプリアンプへの配線が断線したため。プリアンプ自体はさしたる重量物ではなく、周囲の空間はスポンジを詰め込んであったので宙吊りでも配線に負荷はかからなかったようだが、激しいステージ・アクションをしようがしまいが、何年もこの状態で使い続けていればそりゃいつかは断線もするだろう…という構造。リペアマン氏の助言もあり、プリアンプはキャビティ内部の壁に固定してもらった。ポット洗浄に加えて、照明などのノイズを拾いやすいのも気になっていたのでノイズ殺しを施してもらった(キャビティ内部のノイズ・キャンセリング処理+ワイヤー交換)。これまでアウトプット・ジャックから弦にアースを落とすために仕方なく使っていた外付けのワイヤーが不要となり、外観も非常にスッキリした。

あとは、本体背面に接地されているワンタッチで開くバッテリー・ボックスが、弦を弾くときに時折共振を起こしていたので、バッテリー・ボックスを撤去し、蓋をネジ止めする方式にしてもらった。電池交換の手軽さはなくなるけど、共振してビリつきが生じるよりずっといいし、そう頻繁に電池交換するわけでもないので大して気になりません。バッテリー・コンパートメントの蓋はべっ甲柄で、なかなか洒落た感じ。バッテリー・スナップも高品質なものになってひと安心。

アップライトの出番は今のところないけれど、いつでも使えるようにしておくのが大事なのだ。と言うか、まずは衰えた筋力を取り戻すようトレーニングしなくては…。

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